なぜ飛蚊症が起きているかを知る!

明るい場所で読書をしたり、天気のいい日に青空を見上げた時に、目の前に黒い浮遊物がチラついたりして見える症状。 それが飛蚊症です。

飛蚊症には特に治療をする必要がない生理的飛蚊症と重大な病気が原因で起きている飛蚊症があります。 そのため、初めて飛蚊症が現れた時は、それが生理的なものなのか、病気が原因なのかを特定する必要があります。

病気が原因の場合、一例として網膜剥離へ進行する、網膜裂孔という眼病の可能性があります。 網膜剥離へと進行してしまった場合は、失明の危険もあります。
ですから飛蚊症を自覚した時は、何が原因で起きているのか早急に眼科医の検査を受けなければなりません。

大抵の場合は生理的な原因の飛蚊症で心配はありません。 しかし、加齢により網膜裂孔を引き起こすこともあるので、定期的な検査を受けるようにして下さい。

網膜剥離とは?

では、網膜剥離とはいったいどんな眼病なのでしょうか?
網膜剥離とは、目の内側にある網膜という部分が剥がれることで視力の低下や視野欠損が起きる病気です。 角膜、水晶体、硝子体を通過した光が網膜に写ります。 網膜は、その情報を脳に送り、映像を認識させるための経由器官です。

網膜が剥がれた時、痛みを感じることがありません。 しかし自覚症状として飛蚊症が表れることがあります。 剥離が黄斑部分にまで達すると急激に視力が落ちて失明することもあり大変危険です。

網膜剥離の原因は、加齢や糖尿病網膜症などの病気や、外部から強い力で圧迫を受けた時に起こります。 最初は網膜裂孔がはじまり、網膜剥離に進んでいきます。 ボクシングの選手が網膜剥離を起こすのは、強烈なパンチを顔面に受ける時、眼球に大きなショックを受けるためです。 初期症状の段階で発見し、網膜が剥離する前に適切な処置をすることが重要です。

網膜裂孔、網膜剥離の処置方法はこちらで解説しています。
飛蚊症を治療する!その最先端の方法とは?

その他の眼病が原因で起きる飛蚊症

その他にも眼病が原因で飛蚊症が起きる例を上げてみます。
一瞬、視野に稲妻のような光が走る「光視症」や加齢が主な原因で起きる「後部硝子体剥離」も飛蚊症の症状が表れます。 いずれの眼病も網膜裂孔を起こしていることもあり、放置しておくと網膜剥離に進行することがあります。


光視症についてはこちらで詳しく解説しています。
参考にして下さい。
危険?飛蚊症と光視症の併発

飛蚊症を感じたらまずは眼科で検査を!

解説してきた通り、飛蚊症には失明を伴う網膜剥離という恐ろしい眼病の原因で起きていることがあります。
はじめて飛蚊症を自覚した時、光視症を感じた時はできるだけ早急に眼科を受診して下さい。

また生理的な飛蚊症と判断された場合でも、その数が増えたり、または急激に増えたりすることがあればすぐに眼科医の検査を受けましょう。 年齢とともに飛蚊症になるリスクは高まります。
一度飛蚊症になったら定期的な眼底検査をされることが安心かもしれません。