目に光を感じる光視症

光視症とは、目に光が当たっていないのに、チカチカしたり、光る虫のようなものを感じたり、暗がりで突然稲妻のような光が目を走ったりする症状のことを言います。
網膜と硝子体に強い癒着があると、その部分はすぐに剥がれずに視点を移動する度に硝子体が揺れて網膜が引っ張られます。
この時に網膜が刺激され、実際にない光を感じます。 これが光視症の原因です。

光視症は飛蚊症と同じく、網膜剥離に進行する危険もありますが、主に加齢が原因で起きる後部硝子体剥離と併発して起こることが多いと言われています。 硝子体と網膜の癒着がなくなれば光視症は治りますが、癒着が続くと数週間から数年間継続することもあります。

「暗いところで閃光が走った」
「目を動かすと縁の方で光を感じる」
「チカチカと光るものがある」
これらの光視症の症状を感じたら、できるだけ早急に眼科医の検査を受けなければいけません。

光視症の治療方法

光視症の検査は、飛蚊症と同じで瞳孔を開く目薬を点眼して、10分後くらいに瞳孔が開いているか確認します。
瞳孔が開いた状態で網膜の精密検査である「眼底検査」を行います。
一度、瞳孔を開くと5時間から6時間くらいは光を眩しく感じたり、目が見づらい状態が続くため車の運転は危険です。 検査の前に車での来院を確認されますが、検査当日は車で眼科に向かうことは避けて下さい。

また、お仕事をされている方の場合、終業後に検査を受けて下さい。
もし午前中に検査を受けると、瞳孔が開いた状態がしばらく続くので、パソコンの画面や書面も読みづらい状態が続きます。 そのため、終業後の検査をお勧めします。

検査の結果、生理的な光視症であれば経過観察となり、定期的に眼底検査を受けることになるでしょう。 網膜裂孔、もしくは網膜剥離と診断された場合はレーザーによる手術等が必要になることもあります。

光視症を感じたら、加齢による生理的な原因なのか、網膜裂孔の前兆なのかを早急に眼科医に診断してもらうことが必要です。
その他、飛蚊症の治療法についてはこちらを参照して下さい。
飛蚊症を治療する!その最先端の方法とは?

飛蚊症と光視症の併発

飛蚊症、光視症とも後部硝子体剥離で起こることが原因の一つです。 そのため、同時に2つの症状が発生することがあります。
また、飛蚊症と光視症は網膜剥離に繋がる、網膜裂孔の症状として現れることもあります。 両方が同時に起こった場合は、網膜裂孔の可能性が高いとも言われています。

早期発見であればレーザー治療で対応できることもありますが、進行してしまうと手術が必要になります。 飛蚊症、光視症とも自覚症状が現れたら、できるだけ早急に眼科医の検査を受けるようにして下さい。

必ず眼科医の診断を!

飛蚊症も光視症も経年によることが大きな原因の一つです。 極端な言い方をすれば、歳をとれば誰にでも起きる可能性がある症状と言えます。
だからと言って、その症状が表れても放置するようなことはしないで下さい。 解説してきた通り、恐ろしい眼病の予兆かもしれません。
「歳をとれば誰でもなるものだから!」
と気軽に受け止めないで、必ず眼科医の検査を受けて下さい。